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2019年6月25日 (火)

津軽海峡北南15:弘前名所めぐり

前川國男は江戸東京たてもの園で旧自宅を訪れた時に直線が生かされた小ざっぱりとした雰囲気に好感を持っていた。その彼が母の故地である弘前に多く作品を残しているというので巡ってみた。デビュー作のこぎん研究所は変哲のない建物に見えたが、それほど普遍性のあるデザインとして日本中で模倣された証左であるようにも感じた。
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ここは二階が前川氏のミニ展示室になっていて、氏の略歴や設計した建物の模型や写真パネルが貼ってあったから、初心者の我々にはうってつけだった。無料ではあるが、寸志として300円寄付しておいた。
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弘前城内には市民会館と博物館が隣り合っている。市民会館に微かな郷愁を覚えたのは、子供の頃に何度か行った桜木町紅葉坂上の神奈川県立青少年センターによく似たデザインだったからだ。似てるのは道理で、これも氏が設計している。
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中に入ると有名なステンドグラスが目を惹くが、これは数年前に作成されて嵌め込まれたものだという。
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こういう建築物だと安易に手を入れようとせず墨守しがちだが、そこに安住せずに沈思黙考を続けて、建物の雰囲気に寄りそう美しい光の景色を生み出す辺り、弘前の人々の美的感覚は相当に優れているように思う。

博物館では昔の弘前の様子を回顧する特別展示がされていて、明治期創業の石場旅館が古地図に載っているのを見つけたりして楽しめた。こちらは後期の作でレンガタイルが前面に出ていて作風の変化がうかがえる。よく雰囲気が似ている東京都美術館も氏の設計と知り納得した。
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ここから至近である城正面の市役所もこの作風を伝えていて、統一感があって好もしい。
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城といえば城内の植物園に白孔雀がいるから見た方がいいと言われ、花々を楽しんで歩いていたら、キューキュー泣き声が聞こえるのでそちらに行くと、純白無垢の美しい姿が見えてハッとした。
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繁殖期が近いので求愛の為に羽根が伸びていて、その優美な姿を見ることが出来たようだ。これはツイていた。

この他最勝院の五重塔も青空を分つように屹立していて見事だったし、その三門の前に樹齢300年近いエドヒガンザクラの樹があって、流石の精気を放っていたのも印象深い。
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宿の隣の日本基督教団弘前教会は真白く気品が感じられ、
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中央弘前駅に隣接する昇天教会はアメリカ開拓時代の素朴な信仰心を彷彿とさせて生垣の薔薇も見事。
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弘前は街のサイズの割に見所が多くて楽しめた。

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