2009年4月 6日 (月)

品川区図書館を讃える

最近とみに利用が増えているのが住んでいる品川区の図書館だ。ネットで蔵書の検索は出来るし、事前に登録をすればネットで予約し、指定した図書館に届くとメールで知らせてくれる。なにしろ区内の全図書館の蔵書は60万冊もあり、「あるかな、こんな本・・・」というものでも大抵はある。仮に区内に蔵書がなくても、ネットで都内の全図書館の蔵書を検索することができ、どこかにあれば取り寄せをしてもらうことも出来る。(これは窓口のみで受付)だから、大袈裟に言えばおおよそ数百万冊をあたかも自分の書架のように使うことができる。税金を払って受けられるサービスとしては最高水準の満足度だ。

さらに素晴らしいのはCDの所蔵も豊富であること。小西康陽つながりで何年も探していた「レディメイドのモダンチョキチョキズ」だったり、小室被告逮捕とユニコーン再結成に触発されて急に聞きたくなった「PTA~光のネットワーク~」(=小西さんと民生氏の競演であることを初めて知った)もあっさりと借りることができた。無論、料金は発生しない。これではTSUTAYAもかなわない。

先日借りたのはThe Go!Team

それからユアソングイズグッド。こんなのもあるのかと驚いていたら、返却した時には次の予約が入っていたので、より一層驚いた。



せいぜい活用して厳しい世情を乗り切っていきたいと思う。

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2009年2月11日 (水)

イノトンカレーテストマーケティング

和歌山県にあるすさみ町が新たに発売する「イノトンカレー」のテストマーケティング依頼が来た。以下現状と改善策を提示する。

【現状認識】
1.パッケージの問題点
①ホテルカレーなのに「カレー」が毛筆体という違和感
②イノトンカレーなのに表紙にイノトンのキャラ画像なし
③なぜかホテルのチャペルの写真が大きく載っている
④薄いブルーや白といった目立たない色が使われている
Dscn0696
⑤裏面に総料理長の写真があるが、氏名はなく不自然
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2.味覚の問題点
①ホテルメイドの滑らかなソースとイノトンのとろける脂身
  は調和していて美味しい仕上がり。
②しかしイノトンらしさを強く感じる味ではない。
Dscn0699

【現状総括】
1.このカレーの売りをイノトンとするのか、ホテルとするのか
 が明確になっていないため、パッケージでイメージが交錯して
 しまい、その結果商品を認知してもらうインパクトに欠けて
 しまっている。

2.カレー自体は旨いが、イノトンの特徴が目立っていない。

【改善案】
1.パッケージについて
①イノブータン王国のキャラクターを前面に出し、ホテルは黒子に
 徹したパッケージとする。(チャペル・カレー写真は外す)
②しかし味わいはあくまでホテルメイドの上品なものとするため
 「カレー」の毛筆体は止め、もう少し落ち着いた字体とする。
③陳列された時に他の商品に埋没しないよう、黄色や赤や黒
 などカレーを想起させる多様な色を使って目立たせる。
④裏面の総料理長は名前を名乗り、「イブの恵み」を使った点
 や仕込みに手をかけた点などこのカレーへのこだわりを語って
 もらう。

2.味わいについて
①カレーソースは辛すぎず甘すぎず万人向けと思われる。イノトン
 を目立たせる為、小ぶりな骨付きスペアリブがごろっと1本
 入っていることにすることで、顧客が望む「野性味のあるイノトン
 を存分に味わいたい」欲求を満たすようにする。

3.価格について
①販売をホテルに限定するのであれば、高級レトルトカレーの
 実売価格 280-300円を勘案するに、400-500円という
 価格帯であれば 「土産物」として購入されるだろう。
②物産展や各地スーパーなどで販売する場合は上述高級
 レトルトカレーの価格レンジ280-300円に素材と希少性の
 プレミアムを乗せた350円程度が妥当な販売価格となろう。

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2009年2月 7日 (土)

政府紙幣と円天

最近になって政府紙幣の発行を検討する動きが進んでいると言う。安倍元首相とその一派がこれに積極的らしいがいかにも胡散臭い。

政府紙幣は現在の紙幣である日銀券と同様の価値を持たせて政府が発行するもので、現在の不況下でデフレの進行を食い止めるために、通貨供給量を増やしてインフレに誘導していくのが目的らしい。これによって赤字国債を発行しなくても資金が確保され、必要な経済対策を打つ資金面を支えるというが、この仕組み、どこかで聞いたことがあると思ったら「円天」の概念とほとんど同じではないか。

支払義務など最初から放棄して「円天」マネーがどんどん発行されて、もらった方は「どんどん円天が増えていく。円天生活最高!」といっていたが、その先に何が待ち受けていたかはご存じのとおり。こんどは全国民レベルでこれを行おうと言うのか。政府紙幣は煙たい日銀を飛び越して大量に資金を確保できる打ち出の小槌だから、昨今の緊縮財政下で大盤振る舞いしたい政治家にとっては喉から手が出るほど欲しいだろうが、これに伴う円の価値失墜で発生する「政府紙幣バブル崩壊」のツケは我々国民にいつか降りかかってくる。

また昨今の金融危機が過剰流動性によって発生したという状況認識が出来ていない。インフレをコントロールするというが、そんなことができるなら過剰性バブルは発生しないのであって、人類の英知はまだそこまで到達していないことはここ数か月で自明となったはずだ。

仮に国会がこれが認められたのであれば、それと同時に波会長は無罪放免で良いだろう。加えて言うならば、政府紙幣の単位は「円天」にするのが妥当だ。”これを使うとなにがあるか判りませんよ”ということぐらい、券面に書いておく優しさは必要だろう。自分の手元に来たならば、せめて過剰流動性を殺すべく燃やして成仏してもらおうと思っている。

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2009年1月31日 (土)

ジョン・スメドレーを個人輸入する

ここ数か月の金融激変で保有している外貨MMFの価値が大きく下落した。円高を激しく憎んだけれど、モノを買うには今が絶好機と思いなおしてあれこれ物色したところ、英国の「ジョン・スメドレー」に行き当った。本国のサイトを覗くと概ね85£と値付けされていて、しかもEU圏外であればVAT13%がかからないから75£。配送手数料10ポンド(これもVATが引かれて8.7£)を足しても元値を切るくらいだったから、家人と一緒に1枚購入した。換算レートは125円だったので、10,000円ちょっと。国内の正規店やセレクトショップでは32,000円だから3分の1で買えたことになる。Dscn0677

注文は日本のオンラインショッピングとほぼ変わりなく簡単で、英語が判らない部分はgoogle翻訳を使って日本語に直したから納得した上で購入ができた。1週間ほどして到着した現品は特段問題もなく、呆気ないほど円高メリットを享受することとなった。(MMFの含み損には到底及ばないが。)

当面この水準が維持されるようだから、次は革靴を狙ってみようかと思っている。日本で5万円はするものが2万円程度で買えるので、注文が殺到していて1か月待ちらしいところがネックだが、ここまでの円高はそうはないはずだから、せいぜい活用したい。(定額給付金が使えれば良いのだが・・・)

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2008年4月30日 (水)

ポイントオブノーリターン

しばらく前に35歳を迎えた。滑るようにその日は過ぎた。手触りも匂いも一切残さずに。案外そんなものかも知れない。唯一、ポイント・オブ・ノーリターンという言葉が頭をちらついた。

35歳を超えれば、今置かれた環境から逃れる術は殆どない。絡みつくシガラミを振り払いながら、前に進むだけの日々を気息奄々続けていく。

手前勝手だが、この歳となる時にその辺りのことを教唆してくれる人が現れると思っていた。しかし現実には、一々そんなことに構ってくれる人は居なかった。とにかく皆忙しい。何故だか知らぬが忙しい。生き残りをかけて忙しい。かくて当方は甘やかな瘡蓋剥がしに終始するばかりである。  

尤も、感傷を鑑賞する暇など、今の日本には許されない。

子供を産め。国債を買え。社会保険料を払え。税金を納めろ。金を借りろ。家も車も買え。液晶だって大きいに越したことはない。酒池肉林に溺れろ。それら諸々の為に働け。苛烈な大競争を勝ち抜け。世界に見捨てられるな。成長し続けろ。

何かがおかしい。何かが。

墜落覚悟で針路を変えるか。思い悩むうちに、燃料ゲージは半分を過ぎた。飛べるところまで飛ぶことが本当に正しいのか。針路を変えて未知の大陸を探すべきなのか。そんな大陸など果たしてあるのか。

同世代の皆はこの通過点をどう過ぎて行ったのだろうか。税金と社会保険料を音もなく納め、家と車と大画面液晶のローンを返済し、子供を塾に通わせるカネを袋詰めするばかりだと、そんなこと気にもならないんだろうナ。いや、気にしてはいけないのだろうナ。そうして、子供の医療費がタダになったことなどを喜ぶのだろうナ。その費用は子供のツケ払いとなることも知らずに。

ゲニ恐ロシキコトナリ。吾、タダ足ルコトヲ知ルベキカ?

200512811451077

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2008年3月12日 (水)

STOP!破綻

新銀行東京は予想通りの状況になった。個人的には早く店仕舞するのが得策だと思われるが、「NOと言える日本」を書いた著者はしかし、自らの失策にNOと言えないだろうから、最早降りられない所だろう。それに引きずられる関係者の苦労が偲ばれる。

晩節を汚さずに終えるのはいかに難しいか、都民に得心させただけで充分役割は果たしたのだから、ここは一つもののふの潔さを見せていただきたい。もう、このポスターのように気勢を上げることは難しいと皆知っている。旧経営陣に責任をおっ被せるなんて、無粋なことはしない方がヨゴザンショウ。Cimg1494

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2008年3月 1日 (土)

憧憬、井川遥

存外、女性誌が好きなタチである。女性に混じって立ち読みもする。当たり前にする。別におねーマンではないが、旅行にしろ料理店にしろ人物伝にしろ、男の雑誌にはない細やかなセンスを感じさせるものがあるので、目を通すようにしている。ハイエンドな総合雑誌である「婦人画報」や旅を取り上げる機会の多い「FIGARO」などは購入することも多い。(FIGAROの京都特集はここ数年で最も価値ある一冊だったと思っている。)

普段は中身を吟味してから購入するが、先日、思わずジャケ買いしてしまった。「Frau」。井川遥にしてやられた。何時の間に、こんなに凛とした姿形となったのか。彼女へのやんわりとしたイメージが一気に刷新された。この変貌に着目して取り上げた編集部に大きな拍手を送りたい。

あえて付言するならば、彼女を評して"tight body"としていたが、自然体で締まっているのではなく、その裏には絶え間ない研磨と修錬があったのだから"refined body"とした方が適切だったと思う。

何はともあれ、当方としては陶然としてただただ飽くことなく眺めるばかりである。そうして、新しい場所を目指す人は美しいという真理に触れた気分になるのである。何度も、何度でも。Cimg1886

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2008年2月25日 (月)

スタグフレーションを避く

巷間話題になり始めたスタグフレーション。現代社会の授業でインフレ・デフレまでは覚えられても、スタグフレーションがなかなか覚えられなかったことが思い起こされる。ちなみに教師は夜回り先生で知られる水谷修先生だった。当時から先生は我々に熱く語りかけてくれた。ある時など・・・・

と、甘い記憶に戯れている場合ではない。

スタグフレーションは景気が悪くなる中、物価のみが独歩高となる現象を指すが、そうなるとどうなるか。大正浪漫に終焉をもたらした米騒動や幕政に引導を渡す端緒となった大塩平八郎の乱などが誘発された背景にはスタグフレーションがあった。要は揉めるのである。不満が爆発しやすくなるのである。デフレはまだ良い。景気悪化で収入も減るが、物価も下落するのでまだ救いがある。収入は減るわ物価は上がるわでは人間、我慢しきれない。

では、どうするか。

必要なものは自分で作ることだ。太陽と地球の化合物である食糧を、自分で手に入れる力を涵養しておくことだ。手始めに味噌を仕込んだ。信州上田で田圃のオーナーを求めていたのでそれにも申し込んだ。年に30キロは米が収穫できるそうだ。今年はベランダで本格的に野菜を栽培する。また、去年から始めている釣りも本腰を入れる。米に味噌、昨年作った梅酒に梅干し。新鮮な野菜と魚。当面はこれぐらいだろう。

ドバイの石油王、サハリンの天然ガス王、上海のIT長者、シカゴのビリオネア、中近東の武器商人。その誰もが食べずして生きることはできない。石油を飲んでも、天然ガスを吸っても命は賄えない。ITでシステムを組んでも、相場で儲けても、大きな商談をまとめても、それだけでは腹の足しにならない。そのことを忘れてはならない。

くれぐれも「政府がなんとかしろ」などと蒙昧なことを考えてはならない。また、雑誌の特集に答えを求めてはならない。何故かとの問いに答えるのは腹が減るので止めておこう。

蓄えなんてあっという間に費消してしまうではないか、という議論はあるかもしれない。でもまあ、ないよりはましだ。蓄えが尽きたら?その時にはこの言葉を思い出そう。腹の足しにはならないけれど。

明日、地球が滅びるとしても
今日、あなたはリンゴの樹を植える

Photo

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2008年2月15日 (金)

booplogの新妻さん!

いつも覗かせてもらっている「本読みHPブログ」で取り上げられていた”booplogの新妻さん”。久々に大笑いしてスッキリした。ついでに「萌え」とはこういう感情なのかなという手触り感も自分の中で出来上がった。

ちなみに本日2月15日の新妻さんの一言。

※バレンタインデーはスルーしました。(担当 新妻)

毎日の秘かな楽しみが増えて嬉しい限り。本になれば是非とも買いたいナと思う。(写真は「新妻」のグーグルイメージ検索結果)Photo

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2008年2月 1日 (金)

パンデミック

家人が友人とタイに行った。過去、ベトナムや広州に行った時にも気にはしていたが、今回ばかりは新型インフルエンザ感染が身に降りかかる危険をありありと感じたので、最悪の場合を想定してマスク・ゴーグル・ゴム手袋・キャップを持参させ、生きた鶏が蠢く市場には立ち入らないようよく言い含めた。

中国で初めて人から人への感染が確認され、インドネシアではその感染での死者が加速度的に増加している。すぐそこまで彼らはやってきている。加えて特効薬のタミフルへの耐性を日々強めていて、感染すれば頼れるのは自らの免疫力のみというのが現状だ。私は今まで大きな病気を3つ乗り越えてきたが、いずれも治療法があったのでここまで生き延びることができた。治療法がない、という冷厳な鉄槌に耐える自信は今のところない。重篤な肺炎に陥って、なす術もなく息を吸い込むことができなくなって死ぬなど考えるだに恐ろしい。

しかも、前回のパンデミックであるスペイン風邪は30代前半の男性が最も致死率が高かった。免疫体系が確立され、ウイルスの侵入に最も激しく反応したからだと言われている。こうなると、最早他人ごとではない。可能な限り空気感染を防ぐべく、人ごみではマスクをし、手洗い嗽を欠かさず、風呂にしっかり入って免疫を活性化させ、既存ワクチンを接種して自分の免疫系に類似ウイルスの事前演習をさせる。(馬インフルエンザの早期沈静化からいって、ワクチンの定期接種というのは非常に有効だと推察される。実際そういう検証結果も発表されている)

これでどれくらい効果があるかわからないが、出来る範囲のことをしていくことが肝要だと言い聞かせて励行している。もうひとつ大事なことは、本当に罹った時の死の覚悟。こればっかりは人生の命題でもあるので、いかんともしがたいが。06213674

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